地方行政に関心を

2019年3月7日
昨日、街頭活動していましたら、「統一地方選挙は何故、前半と後半の2回にわかれてるのか。県議選も市議選も一緒にやった方が投票率も上がるだろうし、経費も削減できるのではないか」とのご意見をいただきました。

 

統一地方選挙は「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」にて、4年ごとに施行されることや、都道府県及び指定都市の選挙を前半に、指定都市以外の市、特別区及び町村の選挙を後半に選挙期日を統一して全国一斉に執行されることが決められています。

 

県議会議員選挙と市議会議員選挙と同日に実施するメリットとしては、2週間のうちに2度にわたって投票所に向かい、投票する現状から、有権者は1度の投票所への訪問で2つの選挙に参加することができるといった有権者の投票の便宜が図られます。その結果、投票率の高い方に数値は引っ張られ、投票率の向上が想定されます。また、投開票に従事する職員や立会人等の人件費、ポスター掲示板の製作や設置選挙に係る費用の縮減することができるといったメリットが挙げられます。

課題としましては、一般市の市議会議員選挙より都道府県議会議員選挙の期間が2日多い9日間のため、告示日が2日ずれることにより、選挙人名簿も議会議員選挙時と差がでてしまう等、立候補受付や発送物を含めた自治体の作業が煩雑になる可能性があります。また、複数分の投票箱や投票所でのスペースの確保する必要があります。そして、ポスター掲示場は公共施設だけではなく、地域住民に理解を頂き、設置している箇所が多いこともありますので、全ての設置場所においてスペースの確保ができるのかといった課題もあります。

 

鎌ケ谷市の選挙は平成11年までは市長選挙と市議会議員選挙は統一地方選挙にて実施されていたこともあり、統一地方選挙の前半の千葉県議会議員選挙と後半の鎌ヶ谷市議会議員選挙を同日に実施することは可能だと思います。

 

鎌ヶ谷市内で行われた選挙では回数を重ねるごとに投票率の低下が見受けられ、直近の鎌ヶ谷市長選挙は33パーセント、千葉県議会議員選挙は34パーセント、鎌ヶ谷市議会議員選挙が43パーセントとなっています

 

基礎自治体である鎌ヶ谷市は住民が普段使う道路や下水道、次世代のための教育、高齢者や障がい者・子育て世代のための福祉、更には消防・救急、ゴミ処理等の事業を実施しています。また、広域行政である千葉県は県道や国道管理、高等教育や高度医療等、より補完性のある事業を展開しています。

 

住民の福祉向上のためにはより地方行政に関心を高め、参画を促すことが必要不可欠です。有権者である住民にとっての便宜を図ることも重要な取組と考えますので、私も千葉県議会議員選挙の実施日に合わせて、鎌ヶ谷市議会議員を同日実施することも検討すべき事案であると思います。

 

そのためには、それぞれの自治体の特性が異なることからも、地域の実情に応じた選挙が執行できるよう、「地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」の弾力的な制定や運用を目指すべきと考えます。

 

選挙制度を変えていくことは大変困難ではありますが、課題解決のためには発言していくことも重要です。自分たちの街は自分たちで創るといった地域主権が進むなかで、政治に対して、特に地方行政に少しでも感心を持ってもらえるよう、政治活動してまいります。是非、私、松沢を見かけましたら、ご要望ご意見、激励など、声をかけていただければと思います。千葉県鎌ヶ谷市議会議員 松沢たけひと

このブログ記事について

このページは、松沢たけひとが2019年3月 7日 15:31に書いたブログ記事です。

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